観葉植物が部屋の中にあるだけで、気持ちが癒されたり、部屋全体の雰囲気が良くなります。
また、育っていく様子を観察するのは楽しいものです。
初心者の方であれば、大きいものより小さいものから始められるとよいでしょう。
種類によっては日当たりに影響をうけることがありますので、配置した場所が万が一適切でなかった場合でも、小さいものであれば育ちやすい場所を探して移動することが簡単にできます。
また、マンションでスペースが限られている場合も小さいほうが良いでしょう。
次に手間のかからないものを選ぶことも大切です。
水遣りの頻度が少なくても大丈夫なもの、乾燥に強いもの、病気に強いもの、水だけでも増えていくもの、葉っぱや茎から土に挿すだけで自然に根をはって増えていくもの、など、観葉植物はその姿・形だけでなく生育過程も多種多様ですので自分のライフスタイルに合ったものを見つけることができます。
他の観葉植物として、ハーブ類も育てがいがあります。
ハーブの中でも比較的簡単に増えていく種類のものが沢山ありますので、初心者でも十分対応が可能です。
ハーブの良いところは食用のものであればそのまま料理に使うことができますので、趣味と実益を兼ねることができます。
室内に観葉植物を飾ることで得られる効果として一般的に知られているのは、空気清浄やマイナスイオンによるリラックス効果かと思われますが、単純な視覚疲労の回復にも有効である、という実験結果がある研究グループから報告されています。
この実験は、視覚疲労を測るために使われるフリッカー値(値が高い時は疲労が小さく、低い時は疲労が大きい)を基準値として行われました。
被験者が特に関係ないものを置いていない部屋で作業を行った時は当然フリッカー値が時間とともに大きく下がっていったのですが、観葉植物を置いた部屋で作業を行った被験者は置かれていない場合に比べてフリッカー値の変化が圧倒的に少ないという結果が出たのです。
これらの視覚疲労回復効果は植物が有している緑色が、緊張感を和らげる目に優しい色であるということが大きな理由になっていますが、それ以外に植物の保湿効果が目をドライアイから守ってくれるという理由もあります。
オフィスに限らず学校や趣味の場でも映像機器やパソコンなどのディスプレイを前にする機会が日に日に増していますが、長時間これらの機器を前にすることで起こる視覚疲労は現代では人々を悩ませる社会的な問題です。
空気清浄やリラックスとのための役割とは違う、視覚疲労の回復という観葉植物の効果は、そのような時代にあって重宝すべきといえるでしょう。
エコバック
Last update:2024/9/3